さくらのVPSにRubyの環境を構築したときのメモ

さくらのVPSの新プランに申し込んだので早速環境構築をしました。RedmineGITLABを動かす予定なので、RVMを使ってRuby1.8.7Ruby1.9.2をインストールしたときのメモです。

環境


プラン:さくらのVPS 1G
OS:CentOS 6 x86_64

ユーザ作成とログイン周りの整理

初期状態だとrootユーザでログインすることになるので、以下の記事を参考に作業用のユーザを作成します。

さくらのVPS開通後にやったこと

作成したユーザでログインして作業します。今回はユーザ名を ope で作成したので、適宣読み替えてください。

user@local$ ssh ope@サーバのIPアドレス

RVMをマルチユーザ環境にインストール

RVMをマルチユーザ環境にインストールします。別にマルチユーザ環境じゃなくてもいいですが、なんとなくやってみたかったのでマルチユーザ環境にインストールしました。マルチユーザ環境にインストールするには、インストールのコマンドを sudo で実行すればいいだけのようです。

ope@remote$ sudo bash -s stable < <(curl -s https://raw.github.com/wayneeseguin/rvm/master/binscripts/rvm-installer)

マルチユーザ環境にインストールすると /usr/local/rvm 以下にインストールされます。このディレクトリは rvm というグループに書き込み権限が与えられているので、ope を rvm グループに追加します。

ope@remote$ sudo /usr/sbin/usermod -a -G rvm ope

RVMの環境をロードするためにファイルを読み込まないといけないのですが、何を読み込んだらいいんだろう? /etc/profile.d/rvm.sh かな?よくわからなかったので一旦ログアウトして再ログインしました。

ope@remote$ exit
user@local$ ssh ope@サーバのIPアドレス

以上で RVM の準備が完了です。

Rubyをインストール

以下のコマンドでRuby1.8.7Ruby1.9.2をインストールします。

ope@remote$ rvm install 1.8.7
..... # なにやらインストールっぽいログ
ope@remote$ rvm install 1.9.2
..... # なにやらインストールっぽいログ

デフォルトでRuby1.9.2を使いたいので、以下のコマンドを入力します。

ope@remote$ rvm use 1.9.2 --default

バージョンを確認して、1.9.2になってたら完了。

ope@remote$ ruby -v
ruby 1.9.2p318 (2012-02-14 revision 34678) [x86_64-linux]

Ruby1.8.7が使いたくなったら以下のコマンドを入力すれば、そのセッションの間だけRuby1.8.7が使えます。

ope@remote$ rvm use 1.8.7
Using /usr/local/rvm/gems/ruby-1.8.7-p358
ope@remote$ ruby -v
ruby 1.8.7 (2012-02-08 patchlevel 358) [x86_64-linux]

いい感じ。