さくらのVPSにRubyの環境を構築したときのメモ
さくらのVPSの新プランに申し込んだので早速環境構築をしました。RedmineとGITLABを動かす予定なので、RVMを使ってRuby1.8.7とRuby1.9.2をインストールしたときのメモです。
ユーザ作成とログイン周りの整理
初期状態だとrootユーザでログインすることになるので、以下の記事を参考に作業用のユーザを作成します。
作成したユーザでログインして作業します。今回はユーザ名を ope で作成したので、適宣読み替えてください。
user@local$ ssh ope@サーバのIPアドレス
RVMをマルチユーザ環境にインストール
RVMをマルチユーザ環境にインストールします。別にマルチユーザ環境じゃなくてもいいですが、なんとなくやってみたかったのでマルチユーザ環境にインストールしました。マルチユーザ環境にインストールするには、インストールのコマンドを sudo で実行すればいいだけのようです。
ope@remote$ sudo bash -s stable < <(curl -s https://raw.github.com/wayneeseguin/rvm/master/binscripts/rvm-installer)
マルチユーザ環境にインストールすると /usr/local/rvm 以下にインストールされます。このディレクトリは rvm というグループに書き込み権限が与えられているので、ope を rvm グループに追加します。
ope@remote$ sudo /usr/sbin/usermod -a -G rvm ope
RVMの環境をロードするためにファイルを読み込まないといけないのですが、何を読み込んだらいいんだろう? /etc/profile.d/rvm.sh かな?よくわからなかったので一旦ログアウトして再ログインしました。
ope@remote$ exit user@local$ ssh ope@サーバのIPアドレス
以上で RVM の準備が完了です。
Rubyをインストール
以下のコマンドでRuby1.8.7とRuby1.9.2をインストールします。
ope@remote$ rvm install 1.8.7 ..... # なにやらインストールっぽいログ ope@remote$ rvm install 1.9.2 ..... # なにやらインストールっぽいログ
デフォルトでRuby1.9.2を使いたいので、以下のコマンドを入力します。
ope@remote$ rvm use 1.9.2 --default
バージョンを確認して、1.9.2になってたら完了。
ope@remote$ ruby -v ruby 1.9.2p318 (2012-02-14 revision 34678) [x86_64-linux]
Ruby1.8.7が使いたくなったら以下のコマンドを入力すれば、そのセッションの間だけRuby1.8.7が使えます。
ope@remote$ rvm use 1.8.7 Using /usr/local/rvm/gems/ruby-1.8.7-p358 ope@remote$ ruby -v ruby 1.8.7 (2012-02-08 patchlevel 358) [x86_64-linux]
いい感じ。